【探究】地元企業がアイディア出し合う
「地域と連携しながら課題を解決したい」。本校では、「総合的な探究の授業」で生徒が個々に課題を設定し、その課題の解決に向けて探究活動を行っています。
あるクラスの探究の取り組みを紹介します。
河村友果さん(2年普通科特進)は「ゴキブリや虫が苦手な人は少なくありません。家でゴキブリが出たときに、誰でも対応できるようにしたい。」と課題を設定し、探究活動を行っています。
河村さんは昨年度からこの課題に取り組み始め、ゴキブリ対策に関する既存の商品のメリットとデメリットを分析し、各種調査からゴキブリを苦手とする主な原因についての情報収集を行ってきました。
そして、見た目や動きを苦手とする人が多いことを知り、「目視をせず、遠方からゴキブリを捕獲することができる器具の開発」に向け、これまで複数の大手企業と連絡を取り合いながら活動してきました。
5月15日に、ゴキブリキャップなどを開発している株式会社タニサケ(揖斐郡池田町)に訪問し、社長や開発部長らに、これまでの探究活動の歩みと、既存の商品のデメリットを解消する自身のアイディアを提案しました。
河村さんのアイディアに対し、清水勝己社長から「ゴキブリが苦手な人や困っている人の助けになるものができると良い」と激励していただき、開発部長の向山氏からも「軽い材料を使うなどの工夫をすれば良いものになるのではないか」とアドバイスをいただきました。
今後もアイディアを出し合いながら、捕獲実験を行ったり、捕獲率などを測定したりして、改良を重ねたいとおもいます。