岐阜聖徳 中津高校に勝利
第96回全国高校野球選手権大会・岐阜大会は、7月6日(日)11時半から長良川球場で2回戦が行われ、岐阜聖徳は中津高校と対戦し、7対2で勝利を勝ち取りました。
初回から得点を重ねた岐阜聖徳は、優位に試合を展開していましたが、6回、ピッチャー瀧瀬の好投により、軽くツーアウトをとったまではよかったのですが、その後中津高校に長短打を固められて2点を奪われ、1点差に追い上げられました。
しかし、次の回の岐阜聖徳の攻撃で、7番の捕手・橋本が放ったサードゴロがヒットになり、幸運にも1点が岐阜聖徳に入ったことが、本校に流れを呼び戻しました。その後、3番武田にも当たりが出て、少しずつ中津高校を引き離しました。
ピッチャー瀧瀬も、6回を除けば素晴らしいピッチングでした。6回には野球の怖さを思い知ったことでしょう。救援した2年生の高木も好投を見せ、また、全員が集中した固い守りで、昨秋のチーム力からさらに一歩向上していることを思わせました。
中津高校も、最後まで諦めないで野球に臨む姿勢は素晴らしいものがありました。一つ一つのプレーに、過ごしてきた3年間の野球人生が凝縮されていたように思われました。また、応援団も声をそろえた素晴らしい応援を見せていました。ボールに食らいつくバッティング、磨き抜かれた守備は見応えがありました。
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
岐阜聖徳 1 0 2 0 0 0 1 2 1 7
中 津 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2
岐阜新聞の記事を紹介しましょう。
岐阜聖徳、小刻みに加点 中津、打線振るわず
岐阜聖徳が小刻みに得点を重ね3回戦へ駒を進めた。
岐阜聖徳は一回2死二塁、4番中島が適時二塁打を放ち先制。その後も中軸の適時打で点差を広げた。中津は相手投手を打ち崩せず、2点を返すのが精いっぱいだった。
○岐阜聖徳・中島悠汰三塁手 (初の4番で3長短打)先制二塁打は真っすぐ、2点目の三塁打は甘く入ってきたカーブ。ともに体がよく反応した。本塁打が出ればサイクルヒットは分かっていたが、そんなにうまくいかない。次の試合でもバットで貢献したい。
●中津・野村毅監督 試合には負けてしまったが、3年生が意地をみせて2点を取り、一矢報えたのではないか。積極的な打撃を期待していたが、相手バッテリーが素晴らしく、こっちの思惑通りにはならなかった。
【岐阜聖徳】
打 安 点 振 球
(中)藤井(不破) 5 1 0 0 0
打 古谷(梅林) 1 0 0 0 0
投 高木(関ヶ原) 0 0 0 0 0
(二)土屋(木曽川) 4 1 0 0 1
(右)武田(一宮北方) 4 2 2 0 1
(三)中島(穂積) 5 3 2 0 0
三 山田(川島) 0 0 0 0 0
(左)藤原(池田) 3 2 1 0 0
打左 安田(一宮北方) 1 0 0 0 0
(一)雁部(岐北) 5 0 0 0 0
(捕)橋本(双葉) 4 0 0 1 1
(遊)本間(陽南) 4 3 0 0 1
(投)滝瀬(谷汲) 3 3 0 0 1
39 15 5 1 5
犠 盗 失 併 残
3 4 1 0 13