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情報モラルの向上を願って

情報モラルの向上を願って
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情報モラルの向上を願って

プロジェクターを利用して話す小木曽氏

 5月14日(水)4限は、合同HRで、全校生徒が体育館アリーナに入場し、「情報モラル」に関する出張授業を受けました。
 講師は、グリー株式会社「安心・安全マネージャー」の小木曽 健氏。演題は「正しく怖がるインターネット~事例に学ぶ情報モラル~」。
 情報化社会の現代、インターネットの掲示板上での誹謗中傷や成りますしメール、不特定の人と連絡がとれるゲームサイトやプロフィールサイトによるトラブルが学生の間で多発しています。
 このような状況の下、どのような心構えでインターネット社会を生き抜いたらよいのかを知るため、今回の出張授業が行なわれました。
 小木曽氏は、インターネットをめぐるさまざまな事例を紹介され、わかりやすくお話をされていました。
東日本大震災のとき、被災した人を助けたい一心でツイッターに書き込んだところ、東京都が救助ヘリを出動させ、被災者が救助されたなど、インターネットは、素晴らしい媒体である一方、個人情報は守られず、公衆の面前で個人情報の書かれた大きな看板を持って見せているようなものであること、興味本位で動画や画像を付けると、場合によってはサイトは炎上し、それによって不幸な結末が待っていること、それは、後々の大学入学や就職、結婚にまで影響することなどが紹介されました。現代においてインターネットの果たす役割は、中身の善悪は別にして、ともかく絶大であるということでしょう。
 個人情報に当たらないだろうと思われることでも、生活の詳細を書き込むことにより、個人が特定される。携帯電話やスマートフォンの普及で、弁当や食事を撮影する光景をよく見かけますが、それによっても個人が特定される場合がある。
 インターネットを利用するときは、「個人情報」の概念を最大限に意識して利用する必要があるということでしょう。
 冒頭で全校生徒の中の5人くらいは、確実に将来インターネットによって被害をこうむると小木曽氏はおっしゃいました。今回の授業で、そのような生徒が1人もいなくなるとよいと思います。