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仏誕会

仏誕会
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仏誕会

献灯する宗教委員の生徒

 5月9日(土)は、全校登校日で、本校の三大仏教行事の一つである「仏誕会」が行われました。3学年が並列して整列する隊形は本年度初めて。整然と全員が集合した後、厳かな雰囲気の中で仏誕会の行事は始まりました。
  初めに、本校に在籍し、ちょうど1年前に病気のために亡くなった生徒を偲んで、生徒全員で黙祷を捧げました。
 その後、宗教担当の先生から「仏誕会」の由来が紹介され、聖歌隊の聖歌の合唱、音楽法要の後、宗教委員長が法語を朗読しました。「仏誕会」はいわゆる「花祭り」と呼ばれるもので、お釈迦様のご誕生をお祝いする行事です。白い象の話、甘露の雨が降ったこと、誕生後すぐに「天上天下唯我独尊」とささやかれたこと、などが紹介されました。
  「仏誕会」の行事が終わってからシンガーソングライターのちひろさんによる記念講演が行われました。
 ちひろさんは、本校(岐阜聖徳学園高校)の校歌を作詞・作曲された方で、本校とはゆかりの深い方です。普段は金子みすずさんの詩に曲をつけて、コンサート活動や慈善活動をなさっています。この方が心にしみるトークを交えながら何曲か歌を披露してくださいました。金子みすずさんの詩も素晴らしいですが、ちひろさんの歌声を聞くと、さらに詩の心が伝わってきて、感動を覚えます。生徒たちも聞き入っていました。
 講演会が終わった後、生徒は教室に戻って感想を書きました。それを紹介します。

◆小学校の頃の国語の教科書に載っていた詩や、詩集で読んだことのあった金子みすずさんの詩にメロディーが付いたことで、さらに心に響いたし、すごく感動しました。また、ちひろさんの東北での活動や犯罪により亡くなった方の家族のお話を聞いて、普段は何も思わず、生きていることが当たり前だと思って過ごしてきましたが、今こうして学校へ通い、今日のお話を・歌が聞けたことってすごく幸せなんだなあと改めて思うことができました。また、吹奏楽部と私達とちひろさんとで一緒に校歌を歌うことができて、歌っていてとても楽しかったです。今日の感動を忘れずに過ごしていきたいです。
◆今回、藤井(ちひろ)さんのコンサートをきいて、色々と考えされる部分がありました。
 ちひろさんは金子みすずの詩を曲にして歌っているシンガーソングライターで、私達が小学校の頃?国語の授業で習ったことがあった詩もいくつかあって、少し身近に感じられて聞きやすかったです。
 星とたんぽぽの歌はとっても爽やかだったと思いました。自分の息子が事故で亡くなってしまって、その時に思ったことを詩にして、それをもとにちひろさんが曲を作って、1つの歌にしたメロディーは、とても深いなぁと感じました。
 何でも言葉にすれば伝わるので、1つ1つの言葉を大事にしたいです。
◆今回のちひろさんの講演を聞き、本当に自分が恵まれていると思いました。また、生きていることを奇跡だと改めて感じました。コンサートの方では金子みすずさんの詩を歌で聞いて、ただ読むだけでは伝わらなかったことが心の奥底まで響きました。金子みすずさんは26歳でお亡くなりになりましたが、彼女の残している詩は本当に美しく尊く感じられました。今後、暇ができたら、彼女の詩に触れてみたいです。そして、今回お話をして下さったちひろさんのお言葉は、言い表すことはできませんが、自分の中に深く刻み込まれました。これかも忘れないで生活していきます。 


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大法輪の前で法語を読む宗教委員長

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仏誕会の由来を説明する先生