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第38回 弁論大会

第38回 弁論大会
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第38回 弁論大会

全校大会に出場した9人の弁士

 6月1日(土)に岐阜聖徳学園高等学校で「第38回弁論大会」が、開催されました。
 前日の学年大会を勝ち抜いた各学年3名、合計9名の弁士による弁論を全校で聴きました。この行事は今年で第38回を数え、本校の前身である岐阜南高校の時代から始まった伝統の行事です。また、それぞれが多様な見方、複眼的な目を持ち、異なった者同士が認め合って生きること、すなわち「共生」を教育の三本柱の一つに掲げている本校ならではの特色ある行事です。
 弁論大会は、年々レベルが上がり、全校生徒の聴く態度もよくなっているとの評価を得ています。今年は理事長や保護者会役員の方々にも審査員になっていただき、高校生の主張に耳を傾けていただきました。
 今年の弁論大会のスローガンは『思いをぶつけろ、受け止めろ~心のキャッチボール~』。そのスローガン通り、様々な思いが弁士から聴衆にぶつけられ、聴衆はそれを受け取って、感動したり共感したり、まさに心のキャッチボールができたと思います。
  9人の弁士と論題は次の通り。
第1弁論 神谷 美樹さん(2年商業科5組)『母からもらった愛情に応えたいから』
第2弁論 中野 優さん(3年普通科1組)『空気を読まなきゃいけないの?』
第3弁論 佐藤 翔磨さん(1年普通科6組)『私をとりまく大人たち』
第4弁論 武藤 万友奈さん(3年普通科5組)『私の見る風景』
第5弁論 西村 拓哉さん(1年普通科1組)『友達になった日』
第6弁論 浅野 愛絵さん(3年商業科2組)『17人のバレーボールFamily』
第7弁論 西田 優さん(1年普通科2組)『命』
第8弁論 末永 万智さん(2年普通科1組)『それぞれの人生~サクラサク日まで~』
第9弁論 小見山 智恵美さん(2年普通科8組)『出会いと別れ』

 9人の弁士の発表が済み、副校長先生による講評が済んだ後、審査結果が発表されました。甲乙つけがたいすばらしい発表の連続だったので、審査員の方々も苦労されたことと思いますが、審査結果は次のとおりでした。
最優秀賞 中野 優さん(3年普通科1組)『空気を読まなきゃいけないの?』
2位   末永 万智さん(2年普通科1組)『それぞれの人生~サクリサク日まで~』
3位   浅野 愛絵さん(3年商業科2組)『17人のバレーボールFamily』

 最優秀に輝いた中野優さんの弁論は、「あなたは空気が読めない」と周囲から言われ、おまけに手相にもそれが出ているので、悩んでいたが、祖母から戦争中の話を聞き、「空気を読んでそれに合わせる」ことがよいとは限らない。自分の思いと違うときにはそれを主張して正していく必要があるんだと知って、「空気を読めない自分」をむしろプラス面でポジティブに受け止められるようになった、という話。 台本を見ることもなく、すらすらとみんなに語りかけ、聴衆の共感を誘っていました。
 部活動について語る者あり、家庭について語る者あり、クラスメイトについて語る者ありで、テーマは多岐にわたっていましたが、聴いていた生徒たちにとっても、明日に向けての励ましとなるような弁論大会となりました。 


第38回 弁論大会
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優勝した中野さんの弁論

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厳正に審査する審査員の皆さん