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弁論大会(本大会)

弁論大会(本大会)
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弁論大会(本大会)

最後に行われた表彰式

 6月2日(土)の午前中、全校生徒が体育館アリーナに集まって、弁論大会の本大会が行われました。
  スローガンは「結ぼう『私の言葉』と『あなたの心』」。このスローガンは弁士の立場から出る言葉ですが、聴く方からすればこれは「結ぼう『あなたの言葉』と『私の心』」となります。今は、メールや携帯電話・パソコンなどが発達し、話し言葉による意思の疎通が難しい時代だと言われています。弁論大会は、話し言葉でどのように心と心をつなぐのかを現代のわたしたちに問いかけているのかもしれません。このスローガンは生徒への公募の中から選ばれたもので、人と人とのコミュニケーション、それに欠かせない言葉についてのメッセージを含んでいるようにも感じられます。
 さて、この日は、前日各学年大会を勝ち抜いた精鋭9名によって優勝が争われました。
  学年大会を勝ち抜いただけあって、どの弁士も素晴らしい弁論を展開してくれました。この日は多くの保護者も参加され、生徒の弁論に聞き入っていました。
 弁士でない生徒たちや保護者の聴く様子を見ていると、改めて言葉の大きな力に驚かされ、「現代でも話し言葉は健在だ」と思わされました。もちろん弁士たちの弁論の内容や話し方が素晴らしかったからですが、弁士たちの思いは確実に聴いている人たちの心に伝わり、表情を曇らせたり、涙を流したり、にっこり微笑んだり…、聴いている人たちに様々な表情が浮かんでいました。

 演題は、それぞれ次のようなものでした。
○「決意」
○「自衛隊について思うこと」
○「笑顔のチカラ!!」
○「家族」
○「最後の大会にかけるおもい」
○「看護士になりたい」
○「笑顔」
○「皆の知らない東日本大震災」
○「カタチアルモノ」

 審査員は、理事長、保護者代表、学校代表、生徒代表、計10名。審査員泣かせの優劣つけがたい判定でしたが、1000点満点で9人が50点以内に並ぶ大混戦の中、優勝・準優勝・3位が決定しました。
 9名の発表が終わった後、審査員講評、審査結果発表があり、上位3名が表彰されました。表彰者の中には感動の余り、涙に泣き濡れる人もいました。
 弁論大会を主催した文化委員会が入賞者に感想を聞くと、それぞれ次のように応えてくれました。
○「言葉にできないほどうれしかったです。震災の原点を皆に伝えられて良かったです。ありがとうございました。」
○「すごくうれしいです。上位に入れたのは皆のお陰です。皆に「ありがとう」と伝えたいです。」
○「クラスの皆や家族が支えてくれた結果が出て、とても嬉しかったです。来年もぜひ参加したいです。」 


弁論大会(本大会)
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弁論大会(本大会)

弁論に聞き入る生徒たち