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介護体験学習

介護体験学習
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介護体験学習

初めての車イス体験

 本校2年普通科・進学コースⅡ類の生徒161名を対象とした「介護実習体験」が、11月8日(火)から11月18日(金)かけて行われました。
 実施された日は、11月8日(火)、10日(木)、11日(金)、14日(月)、18日(金)の計5日間。実習場所は、松波総合病院介護老人保健施設、特別養護老人ホーム・リバーサイド笠松園、介護老人保健施設・ロアジかねまつ、介護老人保健施設・ハートケア松岡、特別養護老人ホーム・岐南仙寿うれし野の5施設です。

 現在、国民の5人に1人が65歳以上という高齢化社会を迎えています。個々の家庭においても介護の問題はますます重要性を増し、介護の必要性と素養(知識・技術の基礎)を一人ひとりが持たなくてはならなくなりました。介護を必要としている多くの人への思いやりや介護の大切さを感じ取る場として、本校では介護体験学習を位置づけています。
 従って、この行事の目的は、次の3点です。
①介護の現状を理解し、命について考える。
②コミュニケーション能力を高める。
③介護の基本を体得する。

 それぞれの施設に5名~7名の生徒が派遣され、その日、一日施設の指導者の下で老人の世話をします。洗った髪を乾かす介助をする人、車椅子で老人とともに外出した人、老人とともに作業にあたった人、さまざまな体験ができたと思います。ある施設の指導者は、「特別養護老人施設は、皆さんが過ごす日常世界とは別世界です。老人は時として理解できない行動をとることもありますが、施設の中ではそれが日常なのです。入所者の一つ一つの要求に対応してあげることは大変なことですが、老人と気持ちが通じたと思う瞬間が、この仕事の醍醐味です。」と話していらっしゃいました。
 高校生にとっては、同世代の人たちと接することが一日の多くの部分を占めています。違った世代の人たちとの交流は、苦手な人・得意な人、さまざまでしょうが、そうした人たちと真剣に向き合うことは、得難い体験であり、学ぶことも多くあるのではないでしょうか。

 なお、この実習の様子について、11月15日付けの中日新聞に掲載されましたので、紹介します。

高校生 笑顔の介護  岐阜聖徳学園高 高齢者施設で実習

 岐阜市中鶉の私立岐阜聖徳学園高校の生徒が、岐阜市や笠松、岐南各町の高齢者施設で介護実習をした。
 高齢化社会の中、介護の大切さを知ってもらおうと、1998年から実施。普通科の二年生161人が14日までの5日間に分かれて、5施設を訪問した。
 岐阜市長旗町の介護老人保健施設「ハートフル松岡」では、10日、生徒27名が食事や入浴施設への移動を介助した。体操の手助けをしたり、話し相手になったりした。笠井健史君(17)は「大きな声で話そうと気を付けた。祖父母と一緒に住んでいないので、普段はお年寄りと話す機会はないけど、楽しかった」と話していた。
(豊田直也記者)
 


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作業をしながらにこやかに話ができました