総合登校日
9月10日(土)は、本校1年生にとっては、「総合登校日」。
週に1時間ずつある本校の「総合」の授業の1年生のテーマは「環境」。この日は、その延長上で、県ユネスコ協会会長の平井花画氏と総合地球環境研究所所長の立本成文氏を講師にお招きして、講演をお聴きしました。
《生徒の感想》
◆平井花画先生やユネスコサークル(岐阜聖徳学園大学)のお話を聴いて
「インドなどの国は、環境問題に悩んでいて、水や食料が足りず、また、文字を書けない人や言葉を話せない人がいることを聞いて印象に残った。」
◆立本成文先生のお話を聴いて
「生きるというのは、個人でできることではなく、さまざまなつながりを持って、それを感じることで生きていくことができるのだとわかった。」
本校の「総合」の授業は、「豊かな学力」を身につけることをめざしています。それは、さまざまな「ひと・もの・こと」との出会いを通して身についていきます。決して通常の授業では得られません。講演会に参加し、さまざまな出会いを通して、知識を豊かにしていくことが大切です。
1年での「環境」の学習は、今後更に続きますが、この学習を生かして、2年での中国・沖縄への研修旅行を迎えてほしいものです。
この日の様子が、中日新聞(9月11日付け)に掲載されましたので、紹介します。
「地球の問題考えて」 岐阜聖徳学園高で講演会
ユネスコスクール加盟へ
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の理念を教育に取り入れた「ユネスコスクール」加盟を目指す岐阜市の岐阜聖徳学園高校は十日、「総合」の授業に県ユネスコ協会の平井花画会長らを講師に招いた。平井会長は、環境や人権など地球規模の問題解決へ生徒自身が主体的に考える必要性を訴えた。
同スクールは国内外の小中高校など九千校以上が加盟。国際的に情報交換し、相互理解や環境をテーマとする教育を展開している。以前から環境や多文化共生の取り組みを進めてきた同校は、今年三月に申請手続きを始め、年度内には加盟する見込み。
講義で平井会長は、インドやカンボジアの写真を使い、身近な所に環境問題を考えるきっかけが潜んでいることを紹介。「問題は一朝一夕には解決しない。ずっと疑問を持ち、考え続けてほしい」と生徒らに呼びかけた。
(竹田佳彦)