８月５日（金）、いよいよ「夏季学校見学会in授業改革フェスタ」が始まりました。
　夏休みに入り、各高校は見学会を実施していますが、本校の見学会の特色は、講座授業体験を中心に実施している点です。
  本校は１５年ほど前から、「授業改革」に取り組んできました。教師が教壇を降りて、生徒と同じ立場に立ち、言い換えれば、生徒を参加させる形の授業を模索してきました。その結実が、現在も２・３年生の普通科・進学コースⅡ類で週４時間実施している「講座」授業です。手話・点字の授業、やきもの入門、ヴァイオリン入門など様々な講座授業を開講しています。その発表の場を「授業改革フェスタ」と称して年に１回設け、授業の刷新に努めてきました。
　「授業改革フェスタ」と「見学会」を合体させたのが６年前。「夏季学校見学会in授業改革フェスタ」の原型が作られました。
  本校の見学会は、単に、中学生・保護者のために「学校を見学する会」ではなく、「授業改革」の発表の場でもあるのです。
　「夏季学校見学会in授業改革フェスタ」を立ち上げて以来、少しずつフェスタが認知され、信頼を得て、参加者は年を追うごとに増えていき、今年は３日間で、３０００名を超える申し込みがありました。
　この「夏季学校見学会in授業改革フェスタ」では、今年度実施している講座授業だけでなく、全員の先生方に講座を受け持ってもらい、中学生・保護者に希望の講座を申し込んでもらいました。（中学校の先生方には申し込みの際にたいへんお世話になりました。有り難うございました。）
  もう一つ、本校の「夏季学校見学会in授業改革フェスタ」の特色は、在校生・保護者、それに卒業生が、運営に大いに関わっている点です。案内・誘導や講座の補助、喫茶室の運営、受付、説明会の補助スタッフ、スクールバスに乗車する中学生・保護者の引率などの仕事を先生方と一緒に行っています。今年は３日間で、延べ１０００人もの人たちがスタッフとして活動しています。
　本校教育の５つの重点項目の中に「三者で学校づくり」というものがありますが、この「三者」とは、生徒・保護者・教師。フェスタはまさに「三者で学校づくり」を示す典型的なイベントでもあります。本校の目指す教育の理想形がここにあると言ってもよいでしょう。
　この日は、１日で９００名程度の中学生・保護者が集まり、にぎわいました。それぞれ希望の講座授業を受け、学校説明会に参加し、隣接する岐阜聖徳学園大学・岐阜キャンパスの学生食堂でランチを食べて帰りました。
　参加された方々は、本校のフェスタを満喫し、ご満足いただけましたでしょうか。