• 中学生の方へ
  • 中学の先生方へ
  • 在校生・保護者の方へ
  • 高等学校Q&A
  • 学校概要
  • 教育の特長
  • スクールライフ
  • 進学と就職
  • 入学案内

沖縄文化研究会、施設に慰問

沖縄文化研究会、施設に慰問
イメージを拡大
沖縄文化研究会、施設に慰問

 沖縄文化研究会は、以前にも、独特の部活動として朝日新聞に取り上げられましたが、沖縄伝統の文化全般について学習する部活動です。特に沖縄の民俗舞踊「エイサー」を踊り歌う練習を、週2回、南舎3階の多目的ホールで3時間ほどやっています。毎年各地の夏祭りや秋祭りなどで10回近い公演に呼ばれ、「エイサー」を通じて地域社会との交流を深めています。
  8月3日(水)午後2時より、この沖縄文化研究会は、千手堂病院・ショートステイ・しきしま(岐阜市敷島町)で催された夏祭りに招待され、1時間ほどパフォーマンスや慰問・交流を行ってきました。
 部長の加納優希くん(3年普通科2組)が言うには、今回の出し物で初めて1年生まで全員が参加した形で発表できたのだそうです。「エイサー」といえば、独特の踊り、太鼓、独特の楽器…など、初心者にはわかりにくい世界です。そこで加納くんたち上級生が新入部員に丁寧に教え、この日も新入生が緊張せずできるように、心を遣ったそうです。沖縄文化研究会の優しい家庭的な雰囲気が感じられます。
 パフォーマンスの内容は、「エイサー」の踊り、沖縄の民謡の合唱、部員たちの自己紹介、入所者との交流です。沖縄文化研究会では、ただ単に自分たちの演技を見せるだけで終わりではなく、地域の方々と交流することを大切にしていて、今回も、自分たちの踊りを入所者たちに教え、一緒に踊ったり歌ったり、入所者一人一人と握手して交流を図ったりしました。「エイサー」の基本的なフリを「カチャーシー」と呼ぶそうですが、それを入所者たちと一緒に踊ったそうです。見ている人たちは、日本の民謡や盆踊りを見るような感覚で見るそうですが、このように一緒に踊ったり歌ったりするうちに徐々にうち解けた気持ちになってくるそうです。
 高齢の入所者の中には部員が手を握って話をすると、涙を流して喜び、握った手を離そうとしない人もいたそうです。こんな反応は今回に限ったことではなく、このようにして生まれる心のつながりに、この部活動の醍醐味があるようです。
 部長の加納くんは、「今回の発表では反省すべきところも多々あったので、これを修正して、8月5日から始まる『夏季学校見学会in授業改革フェスタ』の講座では完璧にやりたい」と、すでに切り替えて、次の出番に向けた抱負を語ってくれました。 


沖縄文化研究会、施設に慰問
イメージを拡大
沖縄文化研究会、施設に慰問

沖縄文化研究会、施設に慰問
イメージを拡大
沖縄文化研究会、施設に慰問