第１団 １日目 平和祈念講演
心配された台風５号も昨夜、沖縄本島に最も接近し、今日は最悪のコンディションは避けられた。無事セントレア空港を飛び立った飛行機は沖縄に近づくと台風の影響を受けて着陸時には何度もストン、ストンと機体を落とし、グワッグワッと横風に煽られた。無事着陸した瞬間に一斉に拍手が起きた。誰もが、機長をはじめ、パイロットの方々によるプロの技に感動した。ＡＮＡ３０３便でお世話になった乗務員の皆様ありがとうございました。
那覇空港からバスで平和祈念堂に向かいました。途中で激しい雨が降りましたが、平和祈念堂に着いたときは傘なしで移動できるくらいの小雨になっていました。木彫りで日本最大と言われる仏像の前にご講師の宮良先生が立たれ、穏やかな口調で戦争体験を語り始められました。思い出したくない、忘れてしまいたいと思っているような辛い体験を初対面の人前で語りたいと思う人はいません。穏やかではあるけれど声を詰まらせながら必死に伝えられた先生の姿から、辛いけれども平和を願い、平和のために語らなければならないという宮良先生の思いは充分に伝えられました。そのことは、生徒代表のお礼の言葉に先生が感激されたことで分かります。皆が真剣に講話を聞き、今後の生活に影響する何かを得ることができ、沖縄に来て良かったと思いました。
次は、壕の見学が予定されていましたが、台風がもたらした大雨のため見学はできませんでした。
