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仏誕会 『かけがえのない私たち』

仏誕会 『かけがえのない私たち』
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仏誕会 『かけがえのない私たち』

 5月7日(土)、宗門校である本校にとって大切な行事、『仏誕会』が行われ、全校生徒が体育館・アリーナに集合して、講演を聴きました。
 『仏誕会』とは、お釈迦様の誕生をお祝いする行事で、通常「花祭り」などと呼ばれています。宗教担当の先生からお釈迦様がお生まれになった当時の故事を聴き、その後、講師の先生による講演を聴きました。講師の先生は龍谷大学で教鞭をとっていらしゃる山本浩信先生。『かけがえのない私たち』と題する講演でした。
 人は他人と比較することで劣等感や優越感を持ち、心の平安を失う。他人と比較する原因は、自分の心の中の闇にある。他人と比較する心はなくならなくても、自分がそのような心を持っていることを認識することで、広い世界に立つことができる。スマップの大ヒット曲『世界に一つだけの花』は、その意味をよく表している。「花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた 人それぞれ 好みはあるけれど どれもみんな きれいだね この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで バケツの中 誇らしげに しゃんと胸を張っている それなのに 僕ら人間は どうしてこうも比べたがる? 一人一人違うのに その中で 一番になりたがる? そうさ 僕らは世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい」
 お釈迦様がご誕生になったときに発したとされる「天上天下唯我独尊」という言葉は、ややもすると自己中心的な言葉と受け取られがちだが、本当の意味は、「この世に生を受けたすべてのものが尊い」ということである。
 自分の高校時代を振り返り、最後は生徒たちの手拍子に乗って、『世界に一つだけの花』を独唱してくださいました。

 講演の後に感想文を書きました。その中からいくつか紹介します。

2年 金森彩花 登龍中学出身
 今回、この仏誕会で先生のお話を聞いて特に心に残ったことは、やはり「天上天下唯我独尊」についてです。この言葉には自分は世界に二つとない唯一のものであるという意味が込められているということを知り、自分自身についていろいろ考えさせられました。私はまだ、具体的な進路や夢が決定しておらず、どこか投げやりになっている部分がありました。しかし、今回のこのお話を聞いて、私らしく、自分にしかできないようなことをやりたい、やりとげたいと強く思いました。決定までに、まだまだ時間はかかるかもしれませんが、今回のお話を胸にこれからを過ごしていきたいです。

2年 長澤侑加 赤坂中学出身
 お釈迦さまは生まれた直後に声高らかに、「私はこの世で一番尊い者になろう」と宣言され、実際、仏教を開かれ、この宣言を真のものとされた。私はこの1年間、宣言というほどではないが、様々な目標をたてた。今日はこれをやろう、この日までにあれをやろう、と。しかし、その中でいくつを実際に果たせただろうか。目の前の携帯にパソコンに、本に・・・。四方八方から押し寄せてくる誘惑に立ち向かうことなく、何度敗れただろうか。そこで私はこの仏誕会を機に声高らかに宣言したい。「有言実行!」

2年 辻井咲衣 羽島中学出身
 今日の講演を聞いて、かけがえのない私たち・・・私じゃなくて私たちのところの話しが印象に残っています。よく『私』とはかけがえのない存在という言葉を耳にします。あまり深くとらえていなかったけど、先生のお話を聞いて、一人一人が特別でとても大切な存在であるんだと感じました。話しの中で「世界に一つだけの花」が流れてきて、大好きな曲だ!と思って聴いていたけど、先生がお話して最後に歌って下さった「世界に一つだけの花」は歌詞の内容や重みを感じることができました。一人一人いろいろな感情や性格を持っているからこそ一つ一つがかけがえのないもので大切なものだと感じられました。


仏誕会 『かけがえのない私たち』
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