『仏教精神を基調とした豊かな人間性を育み、現代社会に有意な"生きる力"を有した学徳兼備の人材育成のために』
本学園は、戦後わが国思想の頽廃を憂えた浄土真宗本願寺派僧侶をはじめとする同志が相集まって堅実で優れた私学の設立をめざし、仏教精神を設立の趣旨として、1962年(昭和37年)12月に創立されました。1963年(昭和38年)4月に、最初の学校である岐阜南高等学校(現在の岐阜聖徳学園高等学校)を開校しました。
爾来、現在では、岐阜聖徳学園大学大学院(2研究科)、岐阜聖徳学園大学(4学部)、岐阜聖徳学園大学短期大学部(1学科)、岐阜聖徳学園高等学校、岐阜聖徳学園大学附属中学校、岐阜聖徳学園大学附属小学校、岐阜聖徳学園大学附属幼稚園並びに収益事業部門として、聖德自動車学園を擁する岐阜県内唯一の総合学園として発展してまいりました。
学園創立以来、幾多の変遷の中にあって、学園発展にご尽力を賜りました先師・先人達に、衷心より謝意と敬意を捧げますと共に、この間、多くのステークホルダーの方々のご支援ご理解に対し、心から感謝申しあげる次第であります。
聖徳学園の設立の趣旨である仏教精神、とりわけ大乗仏教の精神を建学の精神として、浄土真宗の宗祖親鸞聖人が、和国の教主として敬慕された聖徳太子の「以和為貴」(わをもってたっとしとなす)の聖句をその具現化として象徴的に掲げ、「平等」「寛容」「利他」の大乗仏教の精神を体得する人格の形成を目指してまいりました。
2023年(令和5年)に学園創立60周年を迎えましたが、次の70周年、100周年に向けて新たなスタートをしました。多くの卒業生が巣立っていった岐阜聖徳学園大学短期大学部は令和6年4月、令和7年度幼児教育学科第一部学生募集停止となりますが、令和7年度からは、岐阜聖徳学園大学外国語学部を人文学部に改組し、英語に加えて、歴史地理・日本語日本文化が学べることになります。
今後も仏教精神を基調とした豊かな人間性を育み、社会をデザインし直すための新たな物差しであるSDGsや、VUCAの時代を生き抜くためのGX、DXを推進して、現代社会に有意な"生きる力"を有した学徳兼備の人材育成、そして、激変する時代・社会の要請に真摯に応え続けて社会発展に貢献できる存在価値のある魅力ある学園づくりに一層努めてまいります。