『仏教精神を基調とした豊かな人間性を育み、現代社会に有為な"生きる力"を有した学徳兼備の人材育成のために』
本学園は、戦後わが国思想の頽廃を憂えた浄土真宗本願寺派僧侶をはじめとする同志が相集まって堅実で優れた私学の建設をめざし、昭和37年12月に創立されました。
爾来、現在では岐阜聖徳学園大学大学院(二研究科)、岐阜聖徳学園大学(四学部)、岐阜聖徳学園大学短期大学部(二学科)、岐阜聖徳学園高等学校、岐阜聖徳学園大学附属中学校、同附属小学校、同附属幼稚園並びに聖徳自動車学園を擁する岐阜県内唯一の総合学園へと発展してまいりました。
学園創立以来、幾多の変遷の中にあって、学園発展にご尽力を賜りました先師・先人達に対し、衷心より謝意と敬意を捧げますと共に、この間、多くの方々のご支援に対し、心から感謝申し上げる次第であります。
聖徳学園の設立の趣旨であります仏教精神とりわけ大乗仏教の精神を建学の精神とし、浄土真宗の宗祖親鸞聖人が、和国の教主として敬慕された聖徳太子の「以和為貴」(和をもって貴しとなす)の聖句をその具現化として象徴的に掲げ、「平等」「寛容」「利他」の大乗仏教の精神を体得する人格の形成をめざしてまいりました。2023(令和5)年には聖徳学園創立60周年を迎えますが、その精神が変わることはありません。
仏教精神を基調とした学校教育の中で、宗教的情操に基づいた豊かな人間性と道徳性を涵養し、自他の生命の尊重と倫理観や規範意識の体得と心身の調和的な発達を図ってまいりましたが、今後も、現代の激変する時代や社会の環境変化の中で、"生きる力"を有する次代を担える学徳兼備の人材の育成と、時代・社会の要請に真摯に応え続けて社会発展に貢献できる存在価値のある魅力ある学園づくりに一層努めてまいります。