山本選手の熱血指導を受ける

　７月９日（木）午後５時、かつて全日本のバレーボール選手として活躍した山本隆弘さんが本校にやってきました。
　スポーツ飲料などのメーカー大塚製薬が主催する「ブカツ応援キャラバン」に、本校の男子バレーボール部が選ばれ、スポーツ健康科学の立場から本校バレー部員たちに、スポーツ時の運動能力を保つ秘訣を伝授していただいた後、山本選手ご本人から２時間近く実技指導を受けました。
　「ブカツ応援キャラバン」の趣旨は、２０２０年に東京オリンピックが開催されることを見据え、その輝かしい舞台の主役となるであろう現役中学・高校生に向け、向上心の高い部活動への著名アスリートによる指導や選手のパフォーマンス向上を目指した水分補給啓発活動による育成活動を通して、部活動のモチベーション向上や思い出づくりを支援する、というものです。
　山本隆弘選手は、サウスポーから繰り出す強烈なスパイクを武器に、２００３年のワールドカップでベストスコアラーとＭＶＰを獲得するなど日本のエースとして活躍された方です。さらに２００８年の北京オリンピックでは、見事チームを本大会へと導きました。２０１１年のロンドンオリンピックでも日本代表のチームのまとめ役として選出されました。
　身長２メートルを超える山本選手の、部員たちへの指示は的確で、部員たちもその意図をちゃんと理解して、テキパキと練習していました。単純な練習から徐々に複雑な練習へとレベルを上げ、最後は実践形式の練習となり、山本選手の指示も徐々に気合いが入っていく感じでした。
　大塚製薬の方にお聞きすると、岐阜県では、帝京可児高校のサッカー部、美濃加茂高校のバスケットボール部に「ブカツ応援キャラバン」を行ったそうです。本校がその活動の対象に選ばれたことは本当に光栄なことです。
　部員たちにとっては、山本選手の技術指導と同時に、全日本選手に直接指導してもらったという貴い記憶がそれぞれの胸に刻まれたことでしょう。
　部員たちの保護者の方々も大勢山本選手を一目見ようと、応援に来ていらっしゃいました。保護者の方々にとってもよい思い出となったのではないでしょうか。
　熱心にご指導くださった山本選手、それに水分補給啓発活動をしてくださった大塚製薬の皆さん、本当にありがとうございました。