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18歳選挙権」に関する座談会

 去る4月2日(木)、本校で新しく3年生になったばかりの、普通科進学コースⅠ類の生徒5名の座談会が行われました。その様子が4月6日付けの岐阜新聞・25面に掲載されましたので、紹介します。

ぎふ’15統一選
”18歳選挙権”本音トーク
「年齢引き下げ」県内高3どう思う
「ちゃんと判断できるか…」不安チラリ

 選挙権年齢を現在の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる公選法改正案が今国会に提出され、来年の参院選から適用される見通しとなった。本年度で18歳を迎える高校生は政治に何を求め、選挙権をどう考えるか。岐阜聖徳学園高校(岐阜市中鶉)の3年生5人に集まってもらい、座談会で高校生の本音に迫った。
 参加したのは、普通科の西田優君、嶋屋亮二君、島村友也君、杉本真子さん、吉桑晴美さん。
 まずは選挙のイメージを聞いた。杉本さんは「全体的に堅い印象」、島村君は「偉い人がやっていて、関わりづらい感じかする」と政治との距離感を感じさせる発言が続く。嶋屋君は「関心がないわけではないが、地元の選挙でどんな人が出ているのか知らない」と打ち明けた。
 18歳の選挙権には複雑な心境をのぞかせる。吉桑さんは「知識を付けてから行かないと、ちゃんと判断できるか分からない。高校生の間は行かない」ときっぱり。島村君は「1回は投票に行ってみたい。でも自分の一票では変わらないのでは」と消極的だ。
 最近は、政治とカネの問題や号泣県議、セクハラやじといった議員の資質を疑うニュースも多い。杉本さんは「たまに議会のテレビ中継を見ていると、寝ている人も多い。政治家の給料をもっと下げて他に回しちゃえと思う」と不満をぶつける。
 もし政治家だったらどんな政策を掲げるか。島村君は「病院を無料にしたい。大垣市は高校生まで医療費が無料。大垣の友達は接骨院とかも気軽に行けるのでいい」とうらやましがる。西田君は「地元に中学校をもう1カ所つくりたい。雪の日は3時間くらいかけて通った。せめて1時間で通える場所にしてほしかった」と訴えた。
 国は選挙権年齢の引き下げとともに、民法の成人年齢、少年法の対象年齢の引き下げも検討している。18歳は大人として扱うべきか。西田君は「社会の仕組みが分からないまま高校生で大人になるのはいいのかなと思う」と不安をのぞかせる。吉桑さんも「20歳が成人と思っていたので、18歳で成人と言われても実感ない」と困惑した表情だ。
 島村君は賛成の立場だ。「18歳から投票できるなら、18歳から成人でいい。同じ権利を持っているのに、罪を犯しても守られるのはどうかと思う」と主張する。
 理想の政治家には、「誠実な人」「身近に感じられる人」という声が多かった。一方、政治を託したい人を聞くと、元スポーツ選手やお笑い芸人といった名前が挙がったものの、政治家の名前は最後まで出なかった。