4回戦で中京高校に惜敗
7月21日(月)、岐阜聖徳・硬式野球部は中京高校と長良川球場で対戦し、0対2で惜敗しました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
岐阜聖徳 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
中京 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
満を持して登場した岐阜聖徳先発の瀧瀬は、好投して強力打線を擁する中京高校を0点に抑えていましたが、3回1死満塁からセンター前にタイムリーヒットを打たれ、死球もからめて2点を奪われました。2回戦は7点、3回戦は5点を奪っている岐阜聖徳の打線はこの日も好調で、特に序盤は再三、塁をにぎわせていましたが、あと1本が出ず、中京の投手奥田に零封されました。序盤にあと1本が出ていたら、また流れも変わっていたでしょうが、結果がすべてであり、中京と岐阜聖徳の間には2点という大きな隔たりがあり、本校の打線も、好投手奥田くんをとらえることはできませんでした。
たくさんの応援に来た生徒や保護者、OBとともに、岐阜聖徳・硬式野球部の夏は終わりました。
応援団の人たちは、岐阜聖徳の攻撃の度に歓声を送っていました。試合を楽しませてくれたのも、選手たちの躍動があればこそでした。特に3年生の部員たちには、ここまで3年間の努力に敬意を表したいと思います。
岐阜新聞の記事を紹介しましょう。
中京が序盤のリードを守り抜き、8強入りを決めた。
中京は三回、1死満塁から西川の中前適時打と日下部の押し出し死球で2点を先取。先発奥田が走者を出しながらも粘り強く投げ、得点を許さなかった。岐阜聖徳は、再三の好機であと一本が出なかった。
岐阜聖徳躍進の立役者 瀧瀬粘投「悔いない」
○昨秋からチームを引っ張ってきた岐阜聖徳の主戦瀧瀬功大は試合後、目に涙をためながらも、「粘り強く投げられた。悔いはない」と、笑顔で3年間を振り返った。
昨秋の東海大会出場の立役者とも呼べる瀧瀬だが、昨年11月、突然、左肘に痛みを感じた。しびれるような感覚に襲われ、1球投げるごとに激痛が走った。通院中も、走り込みやウエートトレーニングは欠かさず、今年2月ごろには何とか遠投ができる段階にまで回復。今春の県大会ベスト8が自信につながった。
0‐2で迎えた六回2死満塁。これ以上点のやれない場面にも「これはピンチじゃない。大丈夫」と自らに言い聞かせ、サイン通り内角の直球で強気に攻め、内野ゴロに仕留めると、グラブをたたき笑顔でベンチに引き上げた。
敗れはしたが、七回を投げ失点は三回の2点のみ。田中龍次監督は試合後、「強力打線の中京を相手に粘り強く持ち味を出してくれた」と、チームの大黒柱をねぎらった。
(鷲見洋之記者)
【岐阜聖徳】
打 安 点 振 球
中 藤井・不破 5 1 0 1 0
二 土屋・木曽川 3 0 0 0 1
打 山田・川島 1 0 0 0 0
右 武田・一宮北方 5 2 0 0 0
三 中島・穂積 3 1 0 1 2
左 藤原・池田 4 0 0 1 1
一 雁部・岐北 1 0 0 1 1
打 安田・一宮北方 1 0 0 1 0
一 小林・不破 1 0 0 0 0
捕 橋本・双葉 2 0 0 0 1
遊 本間・陽南 3 1 0 0 0
投 瀧瀬・谷汲 1 0 0 0 1
打 岩島・木曽川 1 0 0 0 0
投 高木・関ケ原 0 0 0 0 0
31 5 0 5 7
犠 盗 失 併 残
3 0 1 2 14