応援に来た生徒たちと

　１０月２６日に大垣市墨俣にあるさくら会館にて開催された「平成２５年度岐阜県高等学校総合文化祭吟詠剣詩舞発表会」に、今年度初めて、本校生徒が出場しました。
　出場した１年生の松浦百花さんは、発表会で堂々と舞い、文化連盟賞を受賞し、来年７月に茨城県で開催される全国大会に出場することが決まりました。
　彼女は、幼いころから詩舞を習い、１０年以上のキャリアを持っているそうです。ですから、初めて出場した高文連の大会でしたが、緊張するというよりも会場を魅了する迫力の伝わる演舞でした。
　松浦さんは発表後、「改めて舞台で踊ることの楽しさを感じ、同時に、努力すれば必ずうまくなること、そして、努力の大切さを痛感しました。亡き祖母に勧められて始めたころは、練習するのが本当に嫌でしたが、成長とともに舞踊の楽しさもわかり、その魅力を感じられるようになってきました。今でも続けていられるのは、祖母との約束を果たすためでもあり、唯一祖母と今でもつながっていられると感じられる瞬間だからです。これからも精一杯努力していきたいです。」と語ってくれました。
　また、学校祭終了後、発表会に駆けつけてくれた同じ部活動(沖縄文化研究会)の先輩は、「初めて見る世界に驚いた。」「こんな部活動があることを知れてよかった。」「伝統文化の大切さを改めて感じた。」と、感動を語っていました。
　見学しに来たクラスメイトは、「友達が羽織袴の姿で舞台の上に登場した時は、普段と全く別人のようで、とても驚きました。詩吟に合わせ、扇子を使って体全体で表現し、その歌の背景や心情を表情と体で表現している姿に感動しました。他校の生徒さんの剣を使って舞う剣舞もかっこよく迫力があり、凛々しく舞う姿に、この世界の魅力を感じました。今回初めて、このような発表会を見学し、日本の伝統的な踊りを伝承していくことは素晴らしいことだと思いました。また、出場された方々のこれまでの努力や舞踊に対する熱い思いをも感じる良い機会となりました。」と感想を語ってくれました。
　来年は、岐阜県代表として頑張ってきてもらいたいものです。今後の松浦さんの活躍が楽しみです。